Withコロナとマラソン②

 おはようございます。

 少し前になりますが、本ブログでWithコロナ下でのマラソンのことについて書きました。
 この時には、「今後はウェーブスタートが本格化するだろう」ということをメインで書きましたが、状況が深刻になり、第2波が来たのでは、と言われる状況で改めて今後の大会について予想されることを書きたいと思います。(当然、状況好転が大前提にあります)

 大まかには、以下の3つのポイントに分けたいと思います。
  1. 大会参加資格の厳格化
  2. 資格審査の導入
  3. 参加人数の大幅カット
 まず、1の「大会参加資格の厳格化」です。

 これは、前回も書きましたが、「制限時間を短くする」ということです。つまり、万単位の人が動くことがないようにするための策と言えます。ウェーブスタートにして、最終ウェーブからだと第1ウェーブから数十分~1時間程度は遅れます。
 大阪マラソンの場合、第10回大会で、最終ウェーブのスタートからの制限時間は6時間35分でした。今後、「密」回避のためにウェーブ間隔の拡大や細分化が図られると、さらに短縮され、短いと5時間程度になるだろう、と予想しています。
 その他の大会でも、ウェーブスタートにより、実質制限時間が4時間~5時間の間に設定されるものが多いのではないかと考えています。


 次に、2の「資格審査の導入」です。

 例えば、別府大分毎日マラソンはエントリー時に「3時間30分以内でフルマラソン完走した記録証を提出すること」と要項にあります。(写真)

別大マラソンカテゴリー4(サブ3.5の選手対象)の要項
記録を証明する書類の提出が求められます

 これが、今後広がるのではないか、と考えています。多くの大会は「制限時間内に完走出来る人」が出走条件ですが、資格記録審査は通常ありません。それが、陸連登録の有無に関係なく、今後導入されるのでは、と考えています。フルマラソン初挑戦者向けに、「ハーフで所定の資格記録をクリアした人」など別枠も想定されます。
 そして「参加資格記録が良い人からウェーブを作り、出走枠を埋める」という方法で出走選手を確定させる流れが出来るだろうと思います。

 最後は「出走人数の制限」です。

 新型コロナウイルス流行前、都市型マラソンは数万人単位で開催していました。今後はそれも難しくなるでしょう。
 ここで、「年代別資格記録」によって出走人数を絞ることが考えられます。30代までは直近のグロスタイムでのサブ3.5達成者、などかなり厳格にして、2の資格審査と組み合わせて人数を抑えることになります。
 しかし、会場警備などの人員リソースが大きく変わる訳でもないので、エントリー料の値上げもあると思います。2万円を超えることも覚悟せざるを得ません。

 いずれにせよ、マラソン大会を取り巻く環境が厳冬期にある今ですが、私に出来ることはただ待つだけなので、しっかりと準備を積むことだけは怠らずにやっていきます。