予行演習の持つ意味

 おはようございます。

 11日に行われた第5回ジオラン練習会(練習会のことは12日付の記事へ)
 前編(練習会開始前のあれこれ)
 後編(練習会の内容振り返り)

 ここでは、練習会に実際に参加して感じたことを書きたいと思います。
 
 全国には色々なジャンルのマラソン大会が存在します。その中で、本番とほとんど同じコースを予行演習で出来るのは、全国で村岡ダブルフルウルトラランニングと世界ジオラン練習会が唯一の例ではないか、と思います。(年10回の練習会でコースの大部分を網羅できます)

 100kmの部は上り獲得標高が2500m以上ある全国屈指の難コースで、「走り方を実地で覚える」必要があり、その意味で練習会は大切だと感じます。(今回の練習会での獲得標高は手元の時計で累計1400mオーバーでした。)

村岡ファームガーデンにて(7/11)
ここから蘇武岳登り口を目指しました

 これは88km、66km、44kmの各部門でも同じで、私も走り方を知らないまま去年44kmの部に出場し、村岡の洗礼を存分に浴びました。

 村岡の100kmは開始すぐから関西圏のスキーでお馴染み、ハチ北への上りが10km続き、下ってから小刻みなアップダウンを繰り返し、45km過ぎから僅か7km余りで800m余り上る蘇武岳が待ち構えます。65km過ぎから短くも厳しい上り返し、75kmから更に二つの山を越える、というハードコースです。

 ここでの予行演習で、本番に向けて自分の実力を知り、足りないポイントをどうやって補って完走するか、ということが分かるのはランナーにとっては大事ですし、貴重な機会だと思います。

 そして、今年は大会開催の見通しが立たないため、ここを一つの目標に来られた方もいらっしゃいましたし、私も本番のコースを走りたい、と思って足を運びました。
 目標に向けて頑張るランナーさんと交流し、私も気合を入れ直すことが出来ましたし、村岡ダブルフル、そして練習会の存在が、参加者の心を掴んで離さないのだと感じました。