トライアルマラソンへの練習を検証

皆さまの応援に感謝

 先日19日の奈良・平城宮跡歴史公園トライアルマラソンで2:56'49"のPBをマークし、初めてのサブ3を達成しました。Twitter上でご報告した際にはお祝いのコメント、いいねをたくさん頂きました。誠にありがとうございます。また、今回大会の機会を整えて下さった(一財)アールビーズスポーツ財団始め、全ての関係者の皆様にも改めて御礼申し上げます。

「月間250kmを積む」

 今回のフルマラソン挑戦に向けては「月間250kmくらい練習しよう」と決めて準備を進めてきました。このブログでは大会までの道のりを10月から振り返りつつ、果たしてプロセスが正しかったかどうかを改めて考えたいと思います。

10月:30kmレースへの挑戦を見据えて

月間走行距離:249.5km (練習日数21日+大会1日)

 10月はマラソンへ向けてのステップレースの一つとして「加古川みなもロードハーフ」の30kmの部への出場を決め、そこへ向けて練習を積む日々でした。

 練習内容の内訳はこんな感じでした。
  • ビルドアップ 1回
  • Mペース走 2回(7.6km、ハーフ各1回)
  • 登山ジョグ 1回
  • 起伏走 1回
  • Eペース 16回(各回8~10km程度)
 起伏走・登山ジョグもEペースかそれより少しゆっくりのペースで走っているのと、ウォーミングアップ・クールダウンのジョグはカウントしていないので、実際は9割の練習がジョグかそれに類する練習でした。
 10/13の「ひとりハーフマラソン」が唯一に近いポイント練習でしたが、入りの5km22分半から次第にビルドアップして終了する、という内容でした。ここでしっかり後半上げて行く、ということがクリア出来たのが30kmレースでも活きたのではないか、と思います。

11月:地道にEペース積み上げ

月間走行距離:252.1km(練習日数23日)

練習内容は以下の通りでした。
  • ビルドアップ 1回
  • 起伏走 2回
  • 登山ジョグ 1回
  • ウェーブ走 1回
  • Mペース及びEMペース 2回(22km、12km各1回)
  • Eペース 16回(各回10km程度・4'40"~4'45"/kmペース)
 11月は、下旬に一度大阪のトライアルマラソン出走を検討しましたが、まだ練習の積み上げが足りていない、と感じたことからエントリー後の入金を見送ってスキップしました。
 その後、神戸と奈良のトライアルマラソンの要項が出て、神戸が得意でない海沿いのHAT神戸が会場だったために見送り、奈良に行くことを正式に決定しました。

 練習はビルドアップを1回と、新しい試みとして取り組んだウェーブ走を「緩走区間4'40"/km、急走区間4'00"/km設定」(実際はもう少し速く走れました)で行ったりしました。その他、Mペースで22km走って脚を作る試みも行いましたが、8割を占めたのはやはりEペースジョグでした。

11/21に実施したMペース22kmのラップです。
この時のスプリットをなぞった走りが本番の組み立てにも活きました。


12月:いよいよトライアルマラソンへ

走行距離(トライアルマラソン直前まで):134.9km(練習日数13日)

練習の内訳は以下の通りです。
  • Mペース 2回(ハーフ1回・10km1回)
  • 登山ジョグ 1回
  • Eペース 10回(調整期間は7~9km、そこまでは10km程度を基本)
 12月はフルマラソン参戦が決まり、練習もレースを見据えたものに切り替えて行きました。この期間にMペースを2回行いましたが、1回目のハーフ(12/6)は想定より突っ込んで入り、ペースキープは出来たものの、これで42kmは持たない、と判断する格好の材料になりました。
(12/6のラップ表)
序盤から5km20分半で入り、ずっと5km20分台キープでしたが、余裕は少なかったです

 この反省を踏まえて11日(レース1週前)に再度10kmMペースで「序盤は自重して運ぶ」感覚を養成し、後は疲労を抜きながら本番へと備える、という流れでした。

2ヶ月半の練習を通じて

 今回の練習の検証として、「長い距離への不安」で練習へ一歩踏み出せていない自分の弱いところが垣間見えました。これは個人で全てやり繰りしている分、楽に逃げようと思えば容易に出来てしまう、という環境に安住してしまったものだと考えられます。
 
 トライアルマラソンも、10月の30kmレースの貯金を3本のハーフ走で何とか維持して目標に滑り込んだことが示唆される結果でした。ワンステップ高い次元(5km21分切りを刻む)での勝負への準備が必要とも言えます。
 ネガティブスプリットで前後半1分半程のスプリット差がありましたが、ここを前後半で1分ずつ底上げすることが当面の目標となった「2時間55分切り」(別大マラソンカテゴリー2相当)を目指す上で現実解なのだろう、と考えています。

 今後は120分ジョグのような長い距離を踏む練習を折々に入れ、脚を作りながら大会再開を待って行く、そんな2020~2021シーズンになりそうです。