#献血は不要不急の外出ではありません

コロナ禍で血液確保が困難に

 昨年の今頃から感染が徐々に拡大していった新型コロナウイルス(COVID-19)感染症。
 4月には1度目の緊急事態宣言が発出され、行政から「Stay Home」が呼び掛けられたこともあってか、例年以上に協力者が減り、血液の確保が難しくなっている状況である、と日本赤十字社は発表しています。

日本赤十字社HP【緊急事態宣言でも献血は必要です】

 緊急事態宣言下でも、輸血を待つ人は数多くいらっしゃいます。そのための献血協力は決して不要不急ではありませんし、ためらうことは何一つありません。

私の献血を巡る経験

 私も、身近なところで折に触れて呼び掛けたりはしていますが、なかなか上手く行くことはありません。一度告げられてショックだったのが「お金がもらえる訳でもないのに、何で血を抜かれないといけないのか」という言葉でした。
 ある種その通りでもあるかもしれません。しかし、この時間も輸血が必要な病と戦う人の前でそれが言えようか、と思ったのも事実です。

 私も初回だけ400mlの全血献血に協力しましたが、その終了後に血圧低下等に起因する副作用にかかったことがあります。一度協力して、これにかかって止める、という人が少なくない原因かもしれません。

 その後は体重条件を満足しないこともあって、成分献血に協力しています。これは、一度血液を採り、必要な成分(血漿や血小板)を取り出し、赤血球などは体内に戻す、というものです。
最低2週間のインターバルで年24回(血小板は1回の協力が2回換算)協力できるのが良いところです。

献血10回記念にもらったグラスです

 引き続き、献血をしている人間の端くれとして、「献血≠不要不急の外出」の周知に努めなければ、と思いますし、お時間がある方は一歩踏み出して献血ルームに立ち寄って頂ければ幸いです。