宣言解除で「あと1週遅ければ・・・」に

大会当日は「宣言下最後の週末」に

 9月初頭に中止が決まった第24回村岡ダブルフルウルトラランニングですが、開催当日の26日は結果的に「宣言下最後の週末」となりました。実行委員会によると、定員2000人に対してエントリーは1493人。宣言が解除された今週末なら何事も無くやれていたことでしょう。しかし、「if」を語っても仕方ありません。聞いた時はショックでしたが、時期が悪かったと、こう考えています。今は同じ香美町で今月末にある「みかた残酷マラソン」が無事開かれるのを待つのみです。

  その間、10月17日に予定されていた東京マラソン2021の来年3月への延期もありましたが、宣言対象外だった群馬県では村岡ダブルフルと同日、同じ2000人規模で「榛名湖マラソン」が開かれました。 公認レースであり、名古屋WMの時よりもワクチン接種が進み、復活の狼煙がいよいよ上がるのか、と期待も高まる感があります。

大会から記念品届く

 そして、先日村岡ダブルフルウルトラランニングから記念品の完走者タオルが贈られました。これと別に、追加料金を払っていた「幻の24回大会」のTシャツも冬には到着予定です。中止で走れなかった大会のTシャツはこれで3枚目となります。(第40回丹波篠山ABCマラソン、第8回香住・ジオパークフルマラソン、第24回村岡ダブルフル)
 香住に至ってはその後に「大会終了」が宣告されたため、もはやコースを走ることすら叶わなくなった大会となりました。今は、来年3月に開かれるであろう丹波篠山ABCマラソンを大目標にしています。

悲劇が繰り返されぬように

 先般、岸田文雄氏が総理大臣に就任しました。新政権においては、「5度目の宣言発出」という事態が起こらないよう、万全の対策を講じてもらいたいと強く思います。当面はマラソン界としても感染対策などの制限を掛けながらとなることでしょう。しかし、抑え込みに失敗する事態となれば、マラソン界はたちまち中止に追いやられます。
 「あと1週、2週早く抑え込めれば・・・」を繰り返さないよう、関係するすべての当事者が努めて行かないといけません。そして、「波は来る」と言ってピークが上がることを諦める風潮に流されないようにしなければなりません。
 各種スポーツ大会も大きな影響を受けている中、「不要不急だ」という極論に流されることは避けなければなりません。「スポーツは健康で文化的な生活に必要」との流れを途切れさせないよう、細心の注意を払いながら過ごしたいと思います。