村岡ダブルフルの開催はどうなる?

1週前の丹後が中止を決定

 関西の秋シーズンのウルトラマラソンの双璧を成すのが、9月第3週の「丹後100kmウルトラマラソン」と第4週の「村岡ダブルフルウルトラランニング」の2大会です。昨年はCOVID-19の感染拡大を受けていずれも中止となり、今年の大会が果たしてどうなるか、その動向を注視していました。

 しかし、先日、丹後ウルトラが2年連続の中止を発表しました。現下の変異株まん延、ワクチン接種見通しの不透明さが決断の背景にあることは明らかに見えます。

【丹後100kmウルトラマラソンHP】2021年丹後100kmウルトラマラソン開催中止のお知らせ

 昨日も兵庫県では600人の感染(過去2番目の多さ)が新たに発表されていて、COVID-19の広がりはしばらく止まりそうにない状況です。

村岡は「6月募集」を視野に

 一方、翌週開催の村岡ダブルフル。こちらは「人数を制限する」という方向で開催を模索していることが、4月21日付でリリースされています。

村岡ダブルフルウルトラランニングHP

 距離の一本化も視野に入れる、とオフィシャルのFacebookでは示唆していますが、そうなると、4種目(100km、88km、66km、44km)の内、どの距離が開催されるのかが気になるところです。参加者のボリュームを考えると、100km一本化、という方向も見通しておく必要がある、と個人的には考えています。そうなった場合は、2019年大会で表彰台を逃した44kmが開催されるのを待って出ても良いか、と考えています。
 折しも、同じような山岳コースの「みかた残酷マラソン」が例年の6月から10月末にスライドしているので、こちらに出るのも良いかもしれません。

狭き門となるのは決定事項

 秋のマラソン大会の状況も怪しい中ですので、村岡のスタートラインに立つための「第0関門」であるクリック合戦通過が大変になる、というのは今から覚悟しています。何とか完全に近い状態で開催されることを祈るばかりです。そのためには、ワクチンが相当数出回ることが重要です。最低限、65歳以上の方に行き渡るまでは厳しい状況は続くと見て良いと考えていますし、そうなったとして、私自身が感染対策を止めて良い、という類のものでもありません。

 特に、村岡ダブルフルの沿道は、地元に住む方々が応援して下さる光景が毎年の恒例となっています。そのほとんどがワクチンの優先接種対象の高齢の方ですので、香美町にワクチンが配分され、適切に接種スケジュールに従って進むか、私自身注視したいと思っています。