三度目の緊急事態宣言発出

期間は5/11までとなるか


 昨日25日に発出された兵庫、大阪、京都の関西3府県と東京都の緊急事態宣言。発出により、「大会のために移動するのは難しい」という状況に陥っています。私の場合、宣言初日の昨日は朝の20kmロング走の後、足りない食材の買い足しでスーパーに赴いた以外はずっと自宅待機でした。
 神戸三宮にある百貨店「神戸阪急」も、当面の間、地下の食料品売り場のみ11時~19時営業、その他は全て休業とのことです。
 このように、今回の宣言は厳しい制限を伴うものとなりましたが、過去の宣言時を踏まえると、政府の言う「短期集中」で抑えられるのか、私自身も疑問符を付けざるを得ません。

大会にも影落とす

 そして、昨日開催される予定だった「第11回渋谷・表参道 Women's Run」も、直前に宣言発出が決まったことで中止されることとなりました。強い宣言となってしまった以上、苦渋の決断が下される結果になってしまいました。

【渋谷・表参道 Women's Run HP】第11回渋谷・表参道 Women's Run 開催中止のお知らせ

 直前の発表だったため、一部では救済策として別の大会が無料招待などを行った例もあるようですが、これは例外中の例外と言える措置でしょう。

 今後予定されている大会に関しても、緊急事態宣言が出ている間、並びにまん延防止等重点措置が講じられる間は厳しい見通しとなると言わざるを得ません。ワクチンがどこまで出回るかが今後を占うことになりそうです。

ランナーは謙虚にCOVID-19と向き合うべき時

 今回の措置を踏まえ、またSNS上では「反自粛」を標榜する者が宣言反対、措置反対を呼び掛けています。当人らは、果たして最前線で力を尽くして下さる医療従事者に同じことを臆面もなく言えるのでしょうか。COVID-19を巡る状況は新たな局面に達しています。今や「誰でも症状の急変は起きる、重症化する」という認識で向き合う必要があるように思います。こうして記事を書く私も例外ではありません。
 ランナーにあっては、社会人として謙虚に状況を直視することが重要です。反自粛の極論に流された者に与しないかどうか、という姿勢が問われています。優れたトレーニング理論を有していても、そのような極論を主張する人と付き合う、これが真っ当なことか、よく検討するべき時でしょう。