第8回世界ジオラン練習会参加記 【9/5 練習記録】

 おはようございます。

 昨日9月5日、約2ヶ月ぶりに世界ジオラン練習会に参加しました。少し長めの振り返りとなりますが、是非お付き合い頂ければ、と思います。
 今回は、前回のゴール地点である射添(いそう)会館からスタートし、柤岡(けびおか)地区を経て、前回のスタート地点、「道の駅 村岡ファームガーデン」までの約30kmのコースでした。 【9/5の練習】
 練習会 30.20km 2:33'20"(5'05"/km)
(29'38"-26'58"-24'02"-23'25"-26'21"-22'03"-53")


 今回のジオラン練習会は、スタート前からドタバタ続きでした。学生ですので、車を持っている訳もなく、現地への移動は高速バスです。最初はハチ北で宿を探すも失敗。次に湯村温泉にて宿を確保し、一件落着、と思いきや、「宿が工事するから、浜坂にあるグループの宿に移って欲しい」と申し出を受け、それを了承し、4日の夕方に三宮から浜坂へ向かいました。
 浜坂駅で高速バスを降りて宿まで20分歩くはずが、道に迷って倍以上の時間が掛かってしまう、というハプニングもありました。何とか宿である「浜坂温泉 魚と屋」に着き、じっくり温泉を堪能してからその日は床に就きました。

 5日の朝はすっきりと晴れ渡った空が出迎えてくれました。部屋の外からは日本海を一望出来、自然と気分も上昇ムードに。
朝焼けがとても綺麗でした
駅舎はとても味がある建物です
来年、浜坂駅は開業110年の節目を迎えます


 浜坂駅始発の神戸行き高速バスで集合場所最寄りの停留所まで行き、そこから1km程歩くと、前回参加時のゴール地点、射添会館に到着です。

 9時前頃から練習会参加の方々が次々と自家用車でやって来て、非常に賑やかな感じで9時半頃、練習会はスタートしました。
 コースは、開始1分で上りが始まり、それが途中の柤大池バンガロー村付近まで延々と続きます。下りはほんの気休め程度にしか現れないコースは、例年多くの村岡ダブルフル挑戦者の心をボキボキに折ってしまうものだ、と改めて感じました。
 
大仏への別の登り口には、こんな立派な石碑もあります


 今回、私は柤大池から、村岡ダブルフルの通常開催時、44kmの部の距離調整のために走るコースを試走しました。(9km付近にかけての部分です)
 上り切ったと思ったところからさらに上る、というコースは44kmにしかない、という辛さで、私自身存分に苦しみました。
 11km過ぎからは延々17km手前まで下りが続くコースです。「嫌になるくらい下りが続く」というのも村岡ダブルフルの醍醐味であり、厳しさでもあります。この下りで脚を残せるかが、私が走ったコースの21km手前から始まる一二峠(ほいとうげ)攻略を大きく左右する、と言っても過言ではないでしょう。
 
 それでも、私が去年村岡ダブルフルの44kmに出場して絶望感に苛まれたのは、下りに続いて現れる4km続く「一本道&ほぼフラット」な小代(おじろ)区内のコースです。香美町3大マラソンの一つ、小代区である「みかた残酷マラソン」は村岡同様アップダウンが激しいコースですが、村岡ダブルフルで走る小代区内は、「平坦地が容赦なくランナーを苦しめる」というものです。去年はここで心が折れてしまい、最後は不甲斐ないゴールとなりました。

 そんな平坦地を抜けた先にあるのが、4km余りで300m上る一二峠(ほいとうげ)です。高さこそ800m余りの上りが続く蘇武岳への道、今回走った柤岡までの上りと比べれば低い峠道です。しかし、そこまでに蓄積したダメージが容赦なく牙を剥くのもこの区間。私も去年はボロボロでした。
 今回は21km手前ぐらいからの上り始めだったので、脚が残った状態でしたが、最初の1.5kmぐらいは急な上りが待ち構えていて、そこがとても苦しかったです。
 そこを過ぎると、上りが緩んだこともあって、1km5分10秒を切るラップで刻んで行けました。
 最後の村岡区中心街までの下りは快調に飛ばすことが出来、トータル2時間半余りでゴールの村岡ファームガーデンに到着しました。

 その後はスタッフさんの車で多くの人に愛される「村岡温泉」で疲れを癒し、改めて村岡ファームガーデンに戻ってお土産を買い込んで帰路につきました。

 今回の練習会は、私には大会と同じくらいの目標でした。そして、「村岡ダブルフルウルトラランニング」という大会の素晴らしさ、厳しさを教えてくれる場でもあります。
 参加して、「練習を積んで、来年は44kmの部で手が届かなかった表彰台に乗る」と決意を固めました。フルマラソンサブ3も目指しますが、同時にこの素晴らしい大会、そして村岡を一ランナーとして微力ながら盛り立てて行く所存です。