西脇子午線マラソンの見せた姿勢

 先日、神戸新聞にて今年の暮れに県中部の西脇市で行われる「西脇子午線マラソン」がオンライン開催される、との記事がありました。(リンク
 申し込みは9月1日より既に始まっていて、エントリー料2300円とその他のオンラインマラソンと同じような価格帯での設定です。

大会の特徴

 今回、西脇子午線マラソンでは、オンライン開催に当たって「期間内に必ず『1回で21.0975km以上の距離を完走せよ』」とのルールが作られました。

 全国各地のオンラインマラソンには、「期間内の合計距離が42.195kmを超えたら完走」というものも少なくないので、「1回の挑戦で走り切って下さい」という当たり前のことをきちんと言う大会があるのは非常に喜ばしいです。
 新型コロナウイルス感染症の現況から、まだ確定ではないものの、日本へそ公園発着の特設コースを普段のコースに基づいて設定し、期間内に現地を走るのもOK、とのこと。

 この大会は記録を申請し、事務局で集計した後、順位が付いて成績優秀者を表彰することになっています。他のオンライン大会は「順位を付けないのが当たり前」という状況の中、オンライン開催ながら競技性を志すのは高く評価されて然るべきですし、実に真っ当だと思います。

報道・リリースを受けての感想

 オンラインマラソンをやっつけ仕事で「作ってみた」だけの大会、オンラインであってもしっかりと大会を創り上げよう、という意気ある大会がそれぞれどれなのか、ということをランナーはしっかり見ている、ということは言えるのではないでしょうか。その上で楽しいだけでなく、「ガチ」な人たちにも喜んでもらえる大会を是非目指して頂きたいと思います。