名古屋ウィメンズが2021年の命運を握る

 おはようございます。
 先日、来年3月14日開催の名古屋ウィメンズマラソン2021が「開催」との公式発表がありました。(時事通信の記事)(大会HP
 
(出典:大会HP

 例年、この大会は2万人以上の女性ランナーを受け入れる、全国最大の女子マラソン大会として知られる大会です。
 しかし、今年は新型コロナウイルスの影響が猛威を振るい、全国のマラソン大会がことごとく中止となり、3月の名古屋ウィメンズマラソンもエリートランナー限定大会(MGCファイナルチャレンジ)として行われました。
 来年の大会では、例年の半数程度にエントリーを限る、との見通しが示されていますが、それでも1万人規模に達することから、この大会が開催の方向で調整される、ということは各地のマラソン大会にも前向きな知らせではないか、と思います。当然、状況はどう転ぶか不明ですから、規模の縮小については予断を許さない状況に変わりはありません。

 そんな2021年大会のエントリー料は何と「26000円」。感染症対策を施す以上、やむなしの面はありますが、今後他の大会のエントリー料の相場もこれを受けて急上昇する可能性は否めません。同時開催される名古屋シティマラソン(ハーフ)も、マラソンの半分の距離だからかは定かでないですが、エントリー料は13000円となっています。
 
 しかし、名古屋ウィメンズマラソンという大きな大会から、開催の意向が示されたということは1つのメッセージとして捉える必要があると思います。
 この大会と名古屋シティマラソンを含めた「マラソンフェスティバルナゴヤ・愛知」が無事に開かれれば、順次各地の大会に再開の流れが生まれ、少しずつ元の活気あるマラソン大会が蘇るのではないか、と思います。
 その意味でも、来年3月の名古屋ウィメンズマラソンの成否は2021年のマラソン大会開催の趨勢を握る存在となると考えられます。