続・モデルナワクチン接種記

2回目接種から5日経て

 8/28付の拙ブログ記事「モデルナワクチン接種記」から今日で5日目となりました。抗体が十分となる、とされる2週間は9/10頃と見込まれています。目下、接種翌日の発熱以外に副反応はなく、接種部位の痛みもすっかり消失しました。無事に接種が終えられて今は安堵しているところです。
 
 しかし、若者の間では「副反応の恐怖」が増幅されて語られた感は否めません。職域接種開始前、学生の8割が接種を希望した神戸大学の場合でも、実際に接種した学生は6割弱に留まり、集団免疫を得るのが難しい数字だと言えます。

 確かに、20代である私の場合も2回目の副反応は少し辛かったのは否めません。それでも、「打たずに罹患して2週間熱に浮かされる」と「打って数日寝込む」、を天秤にかけて決断を下しました。今はこの選択をして良かった、と考えています。

「慣れ」「だれ」「崩れ」の危険との戦い

 第4波以降、日本は緊急事態宣言が体を成さない状態に陥っています。ワクチン接種率が今後伸び悩むことも予見されますが、それ以上に危険なのが、「慣れ」の浸透です。マラソン練習は競技特性上、どうしても「距離確保」が感染対策の最重要点になります。練習でマスクを着けて走るのは困難極まりないからです。少なくとも、「酷暑」と言えるこの時期には暑さを避け、距離を確保して練習に臨むしかありません。

 先日の愛知県常滑市の音楽イベントで発生した危険事例も、「慣れ」によって対策が崩れた例が散見されました。
 これはマラソン大会でも通ずる面があります。大会を語ると、必ずスタートの混雑の写真が添えられ、「マラソン=密」のイメージが色濃く映されるのが特徴だからです。実際は数kmで集団がバラバラになると言え、選手個々は「記録に夢中で他は二の次」と認識されていても驚きません。
 十分対策を施していても、正直者に馬鹿を見せる者の行動が全てのイメージを悪化させ、固定化させる危険が強い、と今回の音楽イベントの件は示唆しているように思えます。

 2回目のワクチンを打った今、私自身出来ることは「凡事徹底」のみです。ワクチンは絶対ではありません。今も感染リスクがあることを念頭に置き、やることをやって練習し、来たる舞台に備える以外の道はありません。