長野マラソン、開催へ

昨日、ついにリリース出る

 11月6日、長野マラソン実行委員会が、来年2021年の第23回大会を「開催する」と発表しました。

 前回(2019年)の定員1万人から2000人少ない8000人を定員とし、また中止になった第22回大会のエントリー者を優先する、とのことです。

長野マラソン 公式HP

 大会は例年と同じ4月第3週、18日の予定で開催されるとのこと。しなの鉄道の北長野駅、長野電鉄の信濃吉田駅の2つの最寄り駅、会場での検温、体調管理に関するチェックシートの提出など、対策に万全を期して実施するようです。

 もちろん、状況によって2年連続中止もある、という目算で動くことが求められますが、この知らせはランナーにとって光となる、と確信しています。プロランナーの川内優輝選手も、「長野マラソンの決断を機に、日本の交通規制を伴う市民マラソンの中止・1年延期・オンラインの流れが変わって欲しい」とコメントしています。

他大会もこれに続く?

 長野の2021年大会開催意向は、果たして他の大会の動向にどう結びつくのか。これが私にとっては関心事です。
 5月下旬、例年のマラソンシーズン最終盤の大会に当たる「カーター記念 黒部名水マラソン」は、最終の可否を来年3月末まで待つ方針です。しかし、大会を実行する黒部市は「All or Nothing」のスタンスなようで、「通常開催か、オンラインか」の2択しか検討していないようです。

 参加者を県内限定に絞ってでも、一般参加300人だけでもやります、という大会は今のところ防府読売マラソン以外に見当たらないのが現状ですが、防府で滞りない開催の前例が出来れば、今後通常開催へ段階的に戻していく上で「県内限定で行い、他の都道府県からは権利持越し」というオプションも付ける上で材料となる、と考えられます。

成功を祈願します

 とはいえ、まずは来年4月の本大会が平穏に、滞りなく開催されることを祈るばかりです。長野から市民マラソン復活の狼煙が上がる日は、日本のマラソン文化の新しい第一歩となると私は思います。