富山マラソンの要項発表

「規模の可変化」を出来るか

 今年11月7日に開かれる予定の「富山マラソン2021」。先日ファイザーのワクチン承認が下りましたが、状況はまだまだ分かりません。11月までに状況の少しばかりかの好転は起きるのでしょうか。

 そんな中、2021年大会は「県民先行枠・チャリティー枠・ふるさと納税枠・出走権付き宿泊枠」の4枠を先行して募集、後に一般枠を開放する方式が採られました。

【大会HP】 大会概要

 北日本新聞によれば、金沢マラソンとの日程調整で1週繰り下がっている、と報じています。

【北日本新聞】富山マラソン来年は11月7日 感染対策で定員3千人減(12/18)

 1週間で2本のフルマラソンを走る、というのは市民ランナーであればなかなか想定しにくいのが実情なので、金沢、富山が2週連続開催を予定した、というところはランナー分散も相応に見込めて望ましいと思います。

開催時は「先行枠のみ」でも検討を

 2段階に分けて募集し、県内枠等の先行募集枠で定員1万人中1000~2000人を募集し、その後残りを募集する、というのはよくあるパターンですが、中止になると全員スタートラインに立つことを許されなくなります。
 機会の平等、という点への配慮があると思われますが、今後はランナーも「自県の大会の出走枠確保+遠征大会エントリー」を確立させて大会スケジューリングをする必要はあるのではないか、と考えます。

 そして、状況が思わしくない時は、「先行枠」選手(招待含む)限定大会として規模を絞ることで、大会の灯を守る、という方策が望まれるところです。そして、参加選手は感染症対策の徹底に努めなければならないことは大前提です。

暴論を述べるランナーに走れる大会なし

 今、「コロナは風邪」論を振り回し、COVID-19対策に従おうとしない者が立てるスタートラインはどこにもない、と実行委員会が毅然と述べる必要があります。そして、安心して選手が走れる環境を整えることが出来れば、大会再開は遠い話ではないと思います。
 凡事徹底により、感染症対策を施すことは、自身と周囲の選手の安全のために欠くことの出来ない要素です。
 そんな中、対策を軽んじる者のための舞台は今後用意すべきではないと考えます。何かを軽視し、馬鹿にする者は他の場面でも同じ態度を取ることは間違いないのですから。